「野球部員である前に高校生たれ」/ 福井工大福井 大須賀康浩監督

近年「雪のハンデ」を感じさせない野球で、甲子園でも上位進出を続ける北陸勢。

そんな北陸勢で唯一の優勝経験のある福井県は参加校は少ないものの、ハイレベルなチームが多数存在する。

その福井県で安定した成績を残し、全国から注目を集めているのが、福井工大福井である。

初出場で16強進出や、2017年のセンバツでは、健大高崎高校と延長15回引き分け再試合の熱戦を繰り広げたりと、記録や記憶を残しているチームである。

福井工大福井を全国で勝てるチームに育て上げたのが、前監督の大須賀康浩監督である。

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「私生活をちゃんとすることで野球の技術が上がる」/ 京都成章 松井常夫監督

1998年の夏の甲子園で、準優勝を成し遂げ、その名を全国に広めた名門、京都成章高校。

夏の甲子園には19年遠ざかっていたが、2017年夏に出場し、名門の復活を果たした。

チームを指揮しているのは、京都成章を一から作り上げた松井常夫監督である。

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「最後の最後まで競争し、勝負して欲しい」/ 東北 我妻敏監督

100回の挑戦で成し遂げられなかった東北勢の悲願である甲子園制覇の夢。

そんな東北勢の中で最もトップの甲子園で勝ち星を挙げているの宮城県である。

その宮城を代表する名門で、甲子園優勝まであと一歩とせまった経験を持つのが東北高校である。

東北高校は、昭和5年の初出場以降春夏合わせて40回の甲子園出場を誇り、夏の甲子園で準優勝の経験もある。

創部110年を超える歴史もあり、プロ野球選手を多数輩出している高校野球界では有名な学校である。

そんな名門を指揮していたのは、東北高校のOBでもあり甲子園出場経験もある我妻敏監督である。

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「代が代われば選手が変わり、チームカラーが変わる」/ 東福岡 下野輝章監督

南の激戦区福岡県は、ファンからは「群雄割拠の福岡」と毎年注目を浴びている。

特に平成の時代は、連続出場がたったの2回と、レベルの高さを物語っている。

そんな福岡で選手権を1998年、99年連覇したのが東福岡高校だ。

甲子園出場回数は少ないものの、秋の神宮大会制覇経験もあるなど、全国レベルの強豪校である。

チームを指揮するのは、選手として東福岡でエースとして神宮制覇に貢献した経験を持つ下野輝章監督である。

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「指示通りのことを徹底するだけでは、この爆発力は生まれない」/ 富山第一 黒田学監督

高校野球100回の選手権の歴史で勝ち星は28と全国的に見ても少ない富山県勢。

しかし、近年は北陸勢の最大の敵である雪のハンディを感じさせない戦いを繰り広げている。

甲子園でも上位進出を果たし、選手権では4度の16強進出(そのうち1回は8強進出)するなど、全国レベルに対応しつつある。

そんな富山県の中で近年力をつけているのが、富山第一高校である。

チームを指揮するのは、富山出身の黒田学監督である。

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「自分で気づいて発した言葉でなければ意味が無い」/ 佐賀商業 森田剛史監督

私学勢が甲子園の上位進出の大半を占めはじめた平成の時代に、二度の公立勢による全国制覇(選手権)を成し遂げた佐賀県勢。

94年夏の甲子園の決勝戦で9回に満塁本塁打で試合を決め、県勢初の全国制覇を成し遂げたのが、県勢最多出場を誇る佐賀商業高校だ。

チームを率いているのは、OBでもある森田剛史監督である。

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「高校野球では勝ったチームが強いんです」/ 二松学舎大付 市原勝人監督

東の横綱と言われている帝京筆頭に、関東一高など甲子園の常連校、上位進出校など強豪多数の東東京。

そんな東東京で上位進出を続け、甲子園でも実績を残し、全国から注目を浴びているのが、二松学舎大付属である。

昭和57年のセンバツ準優勝後はやや甲子園から遠ざかっていたものの、近年は東東京大会連覇するなど再び力をつけている。

そんなチームを作り上げているのが、市原勝人監督である。

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「一球ごとに意味がある」/ 近大附属 藤本博国監督

昭和最強と称されていたPL学園、平成最強の呼び声高い大阪桐蔭など、高校野球界のトップのチームが存在する大激戦区、大阪。

ファンの間では、「甲子園の1回戦よりもレベルが高い」と言われることもある。

そんな大阪において、記念大会を二大会続けて制し、甲子園出場を決めたのが近大附属だ。

昭和42年のセンバツで甲子園初出場を果たすと、平成2年のセンバツでは、全国制覇を成し遂げた実績もある。

甲子園出場回数は少ないものの、府大会や地区大会では上位進出の常連でもあり、全国からも注目を集めるチームである。

そんなチームを率いているのが、藤本博国監督である。

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「『何をやるか』ではなく、『どうやるか』」/ 土浦日大 小菅勲監督

高校野球の歴史で最強チームと称されている「KKコンビ」を中心としていたPL学園 (1983年〜85年)に夏の甲子園唯一の黒星をつけたのが茨城県の公立取手二高だ。

取手二高の優勝は県勢初の快挙でもあり、延長戦を制しての激闘であったことから、全国から注目を集めた試合でもある。

そんなチームで選手として甲子園で活躍し、下妻第二で監督としても春夏甲子園を経験した実績を持っているのが、小菅勲監督である。

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