「人のやってないことをうんと多くやらないと勝てません」/ 星稜 山下智茂監督

高校野球界で長年、北陸の野球を引っ張り、平成7年と令和元年の甲子園で準優勝を成し遂げている、名門、星稜高校。

そんな星稜で、 38年間指揮を執っていたのが、春夏合わせて25回の甲子園を経験している山下智茂監督である。

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山下監督は、「人格者」と称されるほど野球というものを通して、選手たちには人間としての「正しい心のあり方」などを伝えていた。

そのため、高校野球を「学校教育の一環」と位置づけ、学業や学校行事を疎かにすることを許さず、学校の決まりなども遵守させ、選手たちには野球以上に厳しく指導していた。

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また、北陸の最大の敵である冬の気候にも言い訳せず、外で練習が出来なければ、室内で基礎を繰り返して徹底させたり、本や新聞を読ませてルールを学ばせたりと、ハンディをカバーする力をつ けさせていった。

気分転換や筋力をほぐすのに良いと聞けば、水泳を練習メニュー導入したり、スタミナが足りないと感じれば、冬山を15キロ走らせたり、勝つための練習を日々考え続けていた。

甲子園に出場だけに留まらず、雪国以外のチームとも互角に渡り合い、上位進出も果たせているのは、野球や私生活の両方において、人のやっていないことを、徹底し多くの時間をかけて行っているからなのだろう。

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