「いいところを先に伸ばしてやるのが大事」/ 池田 蔦文也監督

私たちは成長を目指す際には、自身の課題となる部分を見つけ出し、その課題を克服するための努力に時間を割いたり、研究を行うことが多い。

しかし、課題となる部分は大抵の場合、嫌いな部分か苦手な分野のどちらかであるため、克服することの重要性を感じながらも、全力で取り組めないものである。

一方で長所は、自らが得意とすることや好きなことであるケースがほとんどのため、努力にも励みやすく、成長の速度も早いことが期待できる。

そんな考えから池田高校を指揮していた蔦文也監督は、長所を伸ばすことを課題の克服より優先するスタイルで指導を行い、数々の実績を残していた。

蔦監督は、チームの弱い部分や足りない部分を補うなど、課題の克服に力を入れる指導を行っていたが、就任から約20年もの間、甲子園出場が果たせずにいた。

そこで、課題の改善に時間をかけるのではなく、チームや選手の良い部分を最大限に伸ばし、強みを生かして戦うスタンスへと切り替えた。

もちろん、課題が見つかれば最低限マイナスにならないように練習で改善に努めていたが、それ以上に長所や得意分野を鍛え上げ、短所をカバーさせていた。

弱さから逃げるのではなく、キチンと受け止め改善しながらも、それを補う長所を上手く育て上げていた蔦監督野球は、チームに伝統として受け継がれている。

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