指導をする上では、相手の改善や成長のために、叱ることをしなければならない。
相手から嫌がられたり、嫌われても、その人を思うのであれば、それは避けては通れないものである。
しかし、叱り方を間違えてしまうと、改善や成長が得られないだけでなく、長所や意欲が消えるなど、マイナスに作用してしまうこともある。
従って、叱る際には、全員同じ方法ではなく、相手の性格や特徴なども考慮しなければならない。
そんな考えから、関東一高を指揮している米澤貴光監督は、叱り方に細心の注意を払っている。
米澤監督は就任当初、完璧なチームを目指すために、間違っていることや、失敗していることには、厳しく注意するようにしていた。
だが、厳しく怒っているだけでは、選手たちが萎縮して、本来の力を発揮できなかったり、新しい挑戦に対して、後ろ向きになってしまうなど、逆効果であった。
そこで方針を改め、間違いや失敗を見つけても、指摘するのではなく、自分たちで見つけられるように、気づかせ役に徹するようにした。
そうすることで、選手たちを効果的に成長させることに成功し、チームも、全国トップクラスの地位を確立するまでになった。
- 「練習は人にやらさられるのではなく、自らやることが大切」/ 春日部共栄 本多利治監督
- 「高校野球は、ない中でどうやるかの野球」/ 如水館 迫田穆成監督
- 「基本はなくても基礎はある」/ 創成館 稙田龍生監督
- 「過去や結果を考える前に、今何ができるかを最優先に考えよう」/ 池田 岡田康志監督
- 「一つのミスがゲームを落とす」/ 九州国際大付 楠城徹監督
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