県内だけでなく全国の舞台でも抜群の安定感を誇り、「四国の横綱」とも称されている、強豪、明徳義塾高校。
そんなチームを指揮しているのは、甲子園で50を超える勝ち星を挙げている馬淵史郎監督である。
馬淵監督は、全国制覇を筆頭に様々な実績を残していることから、名将との呼び声も高い。
その一方で、社会現象にもなった「5打席連続敬遠」の作戦の印象が強く、周囲からは勝利至上主義として認識されていることが多い。
加え、県外選手ばかりを起用することで、批判を浴びることも少なくなかった。
しかし、馬淵監督が目指しているのは、甲子園に出場することや全国の頂点を取ることではない。
それは、一人の教育者として選手としてではなく人間として育てることである。
そのため、高校野球の中で、工夫と努力をこなせば、どんな苦しい状況や遠い夢でも、切り抜けられたり実現できるということを常に伝え続けている。
野球を通じて人生の勝利へと導く馬淵監督の采配から、今後も目が離せない。
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- 「甲子園をかけた戦いができることは幸せなこと」/ 鹿児島実 宮下正一監督
- 「いい加減なやつはいい加減なプレーをするし、大事な所で大ポカをする」/ 東海大菅生 若林弘泰監督
- 「選手はベンチの監督を見ているのだから、まず監督がいつも通りじゃないといけない」/ 敦賀気比 東哲平監督
- 「挫折感から奮い立った人間は強い」/ 山梨学院 吉田洸二監督
- 「ちゃんとやっていないと、いい当たりを打っても、正面をつく」/ 横浜隼人 水谷哲也監督