「全てを求めるのではなく、それぞれの強みを生かす役割を与えている」/ 弘前学院聖愛 原田一範監督

県大会6連覇を達成した青森山田、甲子園で3季連続準優勝を成し遂げた八戸学院光星の2強時代になりつつあった青森県。

21世紀に入ってからは、八戸学院光星青森山田が県や全国で勝ち続けていた。

そんな2強に待ったをかける形で、甲子園出場を決めたのが弘前学院聖愛である。

2001年創部後、力をつけてきた聖愛は、2013年夏、最大の壁であった2校を敗り甲子園出場を決め、全国の舞台でも16強進出するなど、その名を全国に広めた。

そんな弘前学院聖愛を指揮するのは、原田一範監督である。

原田一範監督の記事はこちら。

原田監督は、自主性を大切にし、練習メニューを選手たちに考えさせるなど、自ら動ける選手を育てている。

そして、苦手の克服ではなく、得意分野や他チームの弱い部分を伸ばした「強みを生かすチーム作り」を行っている。 

技では勝てない相手にも、身体作りでカバーしたり、感謝の気持ちや謙虚な姿勢などといった心の部分を強化するなど工夫を凝らしている。

また、チームとして成長をするためにも、登山やゲーム大会を行いチームの和を意識させ、朝礼・終礼時にコミュニケーションをとり、声の掛け合いなどを日頃から習慣とさせている。

更には、地域行事に積極的に参加したり、挨拶の仕方一つにも細かく目を配るほどの礼儀正しさや謙虚さなども身につけさせ、多くの人から応援されるチームを目指し、応援すらも強みにしようと努力している。

チームの中心が常に選手たち一人一人であり、その個々がチームを意識して動くスタイルが弘前学院聖愛の強さなのだろう。

青森の2強が成しえていない、チームの目標の全国制覇を達成する可能性は充分にあるだろう。

弘前学院聖愛の記事はこちら。

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