指導者や教育者という仕事では、言葉や駆け引きを上手く駆使して、能力を引き出すことが求められている。
そのため、自分の思い通りにいかない場合や、意図せぬ結果になった際にも、大声で怒るのではなく、対話を重ねたり辛抱強く見守らなければならない。
だが、明らかに間違った方向に進もうとしている時には、相手のためを想い、叱ることも必要である。
もちろん、闇雲に叱ったり厳しくするのではなく、必ず愛情を持って接しなければならない。
そんな考えから、箕島高校を指揮していた尾藤公監督は、愛のある指導をモットーとし、チームを全国レベルの強豪へと育て上げた。
尾藤監督は就任当初、厳しい練習を乗り越えれば、選手たちは上達して強くなるという持論から、時に鉄拳制裁も交えながら徹底的に鍛え上げていた。
しかし、ただただ 厳しいだけでは、選手たちは監督に怒られないことを考え、消極的なプレーばかりをしていた。
そこで、褒めることや認めることも積極的に取り入れ、叱る際にもフォローするなど、常に愛情を持ち接するようにした。
その結果、選手たちはのびのびプレーするようになり、チームも全国制覇を筆頭に、数々の結果を残したのであった。
PL学園 中京大中京 仙台育英 佐賀北 作新学院 健大高崎 八戸学院光星 前橋育英 北海 名言 報徳学園 大阪桐蔭 履正社 帝京 常総学院 広陵 愛工大名電 敦賀気比 日大三高 日本文理 早稲田実業 明徳義塾 明石商業 明豊 星稜 智弁和歌山 智弁学園 東海大相模 松山商業 横浜高校 池田高校 沖縄尚学 済美 県岐阜商 箕島 習志野 聖光学院 興南 花咲徳栄 花巻東 静岡 駒大苫小牧 高松商業 高校野球 龍谷大平安
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