「野球は監督がやるもんじゃない、選手がやるんだ」/ 日本文理 大井道夫監督

野球というスポーツでは、一球ごとに状況や場面が変わるため、それに応じた作戦が必要となる。

そのため、何気ない変化を選手たちが見落とさないように、監督を初めとする指導者がサポートすることは多い。

しかし、指導者に頼りきった野球をしてしまうと、指示や声の届かない場所では、力が発揮できないチームになってしまう。

そんな考えから、日本文理を率いていた大井道夫監督は、選手たちを自立させることを目指しながら指導を行っていた。

大井監督日本文理の指導者に就任した当時の新潟県勢は、「全国では勝てない」と称されていた。

半年近く雪の影響により、外での練習ができないことで、実践感覚や練習量が他の地域より劣るとされていたからだ。

だが、大井監督は、雪のハンデが原因ではなく、選手たちが指示待ちになっていることが、他の地区より弱い理由と考え、日頃の練習から選手たちに考える癖をつけさせた。

当初は、仲間同士で声をかけあったり、個人で状況判断をしてプレーすることに苦戦をしていたが、チームの伝統になるにつれ、次第に監督に頼らない野球が実現できるようになっていった。

その結果、新潟県の高校野球史を次々と塗り替える、数々の結果を残すなど、全国レベルの強豪へと成長したのであった。

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