「まじめにやっていれば、いつか神様はチャンスをくれる」/ 仙台育英 竹田利秋監督

春夏いずれの甲子園でも、準優勝を成し遂げている東北を代表する名門、仙台育英高校。

そんなチームを指揮していたのは、同県内のライバル、東北高校での指導経験のあった竹田利秋監督である。

竹田監督が指導をしていた当時の高校野球界では、冬場に雪の影響を受ける地域は、甲子園では勝てないという風習があった。

現在ほど情報化社会ではなかったことから、データ活用がてきなかったり、室内練習場が整っていなかったことで、練習内容が限られたからだ。

そのため、東北高校仙台育英のいずれの指導でも、冬場は苦戦を強いられ、雪には長年悩まされ続けていた。

それでも、限られたメニューを真剣にこなしたり、一つ一つ練習の質を高めれば、ある程度の実力は身につくとして、決して言い訳はしなかった。

また、当時では異例の自主性も導入し、自分の得意分野を伸ばさせて総合力で闘うスタイルを確立するなど、できる努力や取り組みは全て行った。

その結果、東北高校を全国有数の強豪校へと育て上げると、仙台育英では夏の甲子園準優勝も果たすなど、様々な実績を残したのであった。

厳しい環境や過酷な条件でも、目の前のことに真摯に向き合ったからこそ得られたチャンスを生かし、球史を彩った竹田監督の功績は、両チームの伝統ともにこれからも語り継がれていく。

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