「普段から周囲を見る癖をつけることで、試合でも相手の変化に気がつくことができる」/ 高松商業 香川卓摩選手

2018年の秋の四国大会を制し、翌年の甲子園には春夏連続で出場し、センバツでは16強入りを果たした、香川県の高松商業高校。

当時、チームのエースを務めていたのは、最速142キロのストレートと多彩な変化球を組み合わせた投球を武器にしていた、香川卓摩選手である。

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香川選手は、小学2年時から野球を始めると、中学時代にはシニアチームに所属し、主に投手として活躍していた。

そんな中、中学3年時に20年ぶりの出場となったセンバツ大会で、準優勝を成し遂げた地元の名門、高松商業に憧れを抱き、進学を決意したのであった。

高松商業入学後は、持ち前の負けん気の強さと、相手打者の心理を読み逆をつく巧みな投球術が評価され、1年夏からベンチ入りを果たした。

秋以降は、主力投手として公式戦でも活躍を見せ始めるが、2年の春に腰痛を発症し、本来の力を発揮できない状態や、試合に出場できない期間が続いた。

それでも、ゴミ拾いや荷物の整理整頓など、人間力気配りする力を身につけたりと、グラウンド外の行動も野球に活かせると考え、リハビリと共に真剣に取り組んだ。

そうした日々の行動がピッチングの成長の後押しとなり、秋にはチームを神宮大会へ導くと、センバツでは、初戦で13奪三振完封を記録し、夏もチームの23年ぶりの甲子園出場に、貢献したのであった。

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