「1回でも多く努力した方が勝つ」/ 天理 神野太樹選手

2017年の夏の甲子園で4強に進出を果たし、名門復活を全国に知らしめた、奈良県の天理高校。

そんなチームの4番打者を務めていたのが、甲子園の初打席から2打席連続で本塁打を放つ大会史上初の記録を残した、神野太樹選手である。

天理高校の記事はこちら。

神野選手は、プロ野球のシーズン本塁打の新記録を樹立したバレンティン選手に規格外のパワーや風貌が似ていることから、「天理のバレンティン」と周囲から称され注目を集めていた。

入学後直ぐの1年夏の県大会ではベンチ入りを果たすと、甲子園では背番号9をつけ、スタメンで試合に出場した。

しかし、チームは敗れ、2年時には春夏甲子園に出場できず、最後の1年となった新チームの秋には県大会初戦敗退を喫した。

最後の夏へ気持ちを切り替え、過酷なトレーニングで地道に身体を強化し、毎日1000スイングで打力を磨いていった。

朝起きるのが嫌になるほどの過酷な練習をチーム全員で一丸となり取り組んだことで、最後の夏には「自信」へと変え、支えとなっていた。

県大会を制して出場した甲子園では、冬の成果が実を結び、チームとしても個人としても、甲子園の歴史に名を残した

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