茨城県内では上位進出の常連であり、甲子園出場の実績もあることから、強豪校として認識されている、土浦日大高校。
実績だけでなく、伝統も兼ね備えており、高校野球界での知名度は高く、オールドファンも多い。
そんな土浦日大を指揮しているのは、学校史上初のOB以外の指揮官となった、小菅勲監督である。
小菅監督は選手時代に、名将、木内幸男監督率いる取手二高のメンバーとして、全国制覇を経験している。
そのため、低迷期の土浦日大に就任した際には、木内野球の継承による、チームの復活が期待されていた。
しかし、小菅監督は、特別な指導は行わず、基礎や基本などを徹底させることにこだわった。
どれだけ優れたスキルやノウハウを学んでも、実践する力がなければ、効果がないという持論からだ。
そして、過去のチームや周囲と比較することをやめ、自分自身と向き合うことを促し、成果より成長を求めるように伝えた。
その結果、30年以上通さがっていた甲子園の舞台に返り咲くことに成功するなど、見事、復活を遂げたのであった。
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