2016年のセンバツ初出場後は、「県内敵なし」と称されるほど圧倒的な強さを誇り、全国大会でも上位進出を続ける、兵庫県の明石商業高校。
チームを2007年から指揮しているのは、明徳義塾の中学野球部の監督として、全国制覇に4度導いた実績を持つ、狭間善徳監督である。
狭間監督は、「野球は確立のスポーツ」という持論から、勝利の可能性を少しでも高めるために、日々厳しい練習で選手たちを鍛え上げている。
100人を超える部員が在籍し、学業も行わなければならない公立高校の壁など、様々な環境にも屈することなく、効果的かつ効率の良い練習メニューを考え、選手全員に平等で膨大な練習量を確保している。
その一方で選手たちの努力を結果として示すためにも、自身も選手たち以上に練習に高い意識を持って監督業に取り組んでいる。
選手たちの練習時間を確保するために、練習準備を率先して行ったり、対戦相手のビデオを何度も見ながら深夜まで研究するなど、背中でチームを引っ張る一面もある。
そんな苦労から、選手たちには、補欠選手やサポートをしてくれる人への感謝を持つようにも伝え、技術だけでなく心も成長させている。
高い目標を掲げ、選手と一緒になって汗を流す狭間監督が、甲子園の頂点に立つ日は近そうだ。
「「しんどい時にお世話になった人は絶対裏切るな」/ 明石商 狭間善徳監督」への1件のフィードバック