「勝てない悔しさを常に持ち続けないといけない」/ 市和歌山 半田真一監督

勝負の世界では、ある程度の結果を残すと、向上心というものが、少なくなってくる。

現状の結果が納得できるものであれば、無理に高い理想を求めずに、今の状態を維持したいと考えるからだ。

しかし、ライバルや周りは、常にレベルアップを目指しているため、現状に満足していれば、置いていかれてしまう。

どんな時でも、上手くいかなかった時や負けた時の悔しさを持ち続け、成長を目指さなければならない。

そんな考えから、市立和歌山を指揮している半田真一監督は、勝てなかった悔しさを、忘れずに指導を行っている。

半田監督は就任当初、県内最大のライバルである、智弁和歌山の壁を越えれずに、何度も悔し涙を流していた。

努力を重ねて、工夫を凝らし、その壁を超えることに成功したものの、今度は、甲子園での勝利に苦戦強いられた。

だが、そうした辛さや悔しさが、成長のためのエネルギーになるとして、マイナスに捉えず、チーム全体のモチベーションへとつなげている。

負けからのスタートで、年々レベルアップを遂げる、半田監督率いる市立和歌山から、今後も目が離せない。

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