「監督と思われなくてもいい、彼らとともに戦うチームメイトでいよう」/ 國學院久我山 尾崎直輝監督
高校野球の指導者の年齢層というものは、他競技にもまして幅が広く、選手たちの兄のような存在の人もいれば、中には還暦を超え祖父のような存在の人もいる。
高校野球の指導者の年齢層というものは、他競技にもまして幅が広く、選手たちの兄のような存在の人もいれば、中には還暦を超え祖父のような存在の人もいる。
高校野球では、日々の何気ない習慣や癖が試合でのプレーに現れることも多いため、指導者は技術の向上とともに、生活面や人間性の部分を正すことも行う。
高校野球では、選手たち同士の繋がりは比較的簡単ではあるが、立場の異なる指導者と選手が繋がりを持ったり、信頼関係を築くことは難しいものである。
どんなに素晴らしい指導者がいても、どんなに効率的で質の高い練習メニューで指導されても、本人にやる気がなければ、成長することも結果が出ることもない。
2006年 第88回全国高等学校野球選手権大会 決勝戦 早稲田実 (西東京代表) × 駒大苫小牧 (南北海道代表)
1982年 第64回全国高等学校野球選手権大会 準々決勝 池田 (徳島県代表) × 早稲田実 (東東京代表)
情報社会の発達や化学の進歩によって、高校野球界にもかつてはなかった練習メニューや、トレーニングなどが導入され、理論に基づいた指導を行う監督は増加傾向にある。
野球のエリートコースを歩み、引退後は苦労の道を進むといった、栄光や挫折などの様々な経験から、人間性を重視して指導するのは、東海大菅生を指揮する若林弘泰監督である。 若林監督は、学生から社会人野球までを名門で過ごす、アマチ … “「仲間から信頼されていないから結果が出ない」/ 東海大菅生 若林弘泰監督” の続きを読む
かつて無名の国士舘を、全国常連校へと育て上げた永田昌弘監督は、大学野球の指導者へと転向するも、チームが低迷しつつあったことから、再び指揮を執ることとなった。 10年離れたチームは、国士舘という強豪の看板に甘え、努力に対し … “「『どれだけ優勝をしたいのか』という気持ちを持って勝負できるか」/ 国士舘 永田昌弘監督” の続きを読む