「悔しいとかそういう気持ちがある中で、いかに早く切り替えができるかが大事」/ 履正社 井上広大選手

2019年の甲子園に春夏連続出場を果たし、夏の選手権では、学校史上初の甲子園優勝を果たした、大阪府の履正社高校。

当時、チームの4番打者を任されていたのは、甲子園での3本を含む、高校通算49本塁打を記録していた、井上広大選手である。

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井上選手は、小学2年時に体験したソフトボールで打撃の面白さを感じたことがきっかけで野球に出会うと、中学時代にはシニアチームに所属し、本格的に野球をスタートさせていった。

高校はシニアチーム時代の憧れの先輩の背中を追いかけ強豪、履正社へ入学すると、力強い打撃が評価され1年夏からベンチ入りを果たした。

しかし、本格的に出場するようになった1年秋以降は、相手チームから警戒されたことに加え、期待に応えようとする気持ちが空回りし、2年夏までは大きな結果を残せずにいた。

また、2年の冬に怪我の手術を受けたことで調整が遅れ、初の甲子園となった3年のセンバツでは無安打に終わり、チームも初戦敗退を喫するなど悔しい結果に終わった。

そうした挫折から、一時は打順の降格や野球に対して後ろ向きなることも経験したが、家族やチームメイトに支えもあり、気持ちを切り替え、基本を徹底した練習を積み重ねていった。

迎えた夏の甲子園では、個人として4割を超える打率14打点3本の本塁打を放つと、チームもセンバツで敗れた相手にも決勝の舞台でリベンジを果たし、全国制覇を成し遂げたのであった。

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