世の中には「絶対」という言葉が通用しないように、勝負事においても、能力や技術が優れていて前評判が高い方が必ず勝つとは限らないものである。
力では劣っていても諦めな気持ちで戦い続け、観衆を味方につけたり試合の独特の雰囲気に上手く乗ることができれば、勝利を掴むことはできる。
もちろん、そのためには勝負をする前から相手を見上げたり、自身の力の無さを嘆くのではなく、やるべき事に一生懸命励み最善の準備をしておく必要がある。
そんな考えから下関国際を指揮している坂原秀尚監督は、自チームの弱さを言い訳にするのではなく、足りない部分を努力で補い、試合が終わるまで諦めないよう伝えている。
坂原監督が就任した際のチームは、不祥事明けということもあり、部員数も少なければ周囲からも応援してもらえないなど、恵まれない環境であった。
それに加え、本気で甲子園を目指したり強くなることを望んでいた坂原監督や選手たちに、心ない言葉や厳しいヤジが飛ぶことも少なくなかった。
それでも、現状に不満を述べることはせず、監督自らも練習に参加したり、挨拶や礼儀作法などを教える時間に充てるなどして、横着せず時間をかけてチームを成長させていった。
持っている力では勝てず、周囲からも認めてもらえないなどの環境下においても、妥協することなく夢に向かって一直線に走り続ける坂原監督の挑戦から今後も目が離せない。
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