スポーツでは、どれだけ高い能力や優れた技術を持っていても、試合の際の緊張感に苦しめられ、それらを発揮できずに敗れたりミスをするケースは多い。
それは一度も負けることが許されないトーナメント方式の戦いや、観衆が独特の雰囲気を作り出す高校野球も然りであり、特に甲子園大会では顕著に現れる。
そのため、高校野球で勝つチームを作るためには、能力や技術を育成させたり身につけるだけでなく、緊張感に打ち勝つ精神力を習得させることも必要である。
そんな考えから桐蔭学園を指揮している片桐健一監督は、緊張の克服させたり、プレッシャーを取り除くなどして、本来の力を発揮させるよう努めている。
片桐監督は、日々の練習からレギュラーや補欠に関係なく選手たちに全員に役割を与え、責任感や使命感を持たせてることで緊張に慣れさせている。
もちろん、役割を果たせていない選手に対して、厳しく叱責するようなことはしないが、どんな状況でもやるべきことに専念する姿勢を身につけるよう求めている。
その一方で、試合では実力のある選手であっても、緊張やプレッシャーによって思うようにプレーできないとして、リラックスできるような言葉がけなどを行っている。
試合時の展開やプレーだけを想定するのではなく、精神面の負担なども練習で克服して試合に臨む、片桐監督率いる桐蔭学園から今後も目が離せない。
↓片桐健一監督の記事はこちら↓
- 「エースやレギュラーは野球だけでなく、学校生活もきちんとして、信用される人間でなければならない」/ 松山商業 一色俊作監督
- 「目の前の結果にこだわりすぎてはいけない」/ 神村学園 小田大介監督
- 「怒られることは恥ずかしいことじゃない」/ 仙台育英 竹田利秋監督
- 「生活面をきっちりしていれば、プレーでも雑なことにはならない」/ 報徳学園 大角健二監督
- 「厳しくやらせることの反対って『楽する』ことじゃなく『楽しむ』こと」/ 新潟明訓 佐藤和也監督
PL学園 中京大中京 仙台育英 佐賀北 作新学院 健大高崎 八戸学院光星 前橋育英 北海 名言 報徳学園 大阪桐蔭 履正社 帝京 常総学院 広陵 愛工大名電 日大三高 日本文理 早稲田実業 明徳義塾 明石商業 明豊 星稜 智弁和歌山 智弁学園 東海大相模 松山商業 横浜高校 池田高校 済美 県岐阜商 箕島 習志野 聖光学院 興南 花咲徳栄 花巻東 近江 開星 静岡 駒大苫小牧 高松商業 高校野球 龍谷大平安