「『何かをする』ということは、イコール『何かをしない』」/ 米子東 紙本庸由監督

夏の地方大会に第1回大会から参加している皆勤校であり、春夏合わせて甲子園に20回以上の出場を誇る、鳥取県の名門、米子東高校。

チームを2013年夏から指揮しているのは、選手時代に主将を務め県大会優勝へ導いた実績を持つ、OBの紙本庸由監督である。

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紙本監督は、幼少期から技術の高さだけでなく、相手や周囲に対しての配慮のある野球をする米子東に憧れ、進学してプレーするだけでなく、監督になることも夢見ていた。

しかし、選手時代には甲子園に出場を果たせず、監督に就任した際にも、チームは夏の県大会6年連続初戦敗退という低迷期であり、甲子園の夢は厳しい状態であった。

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それでも、科学的根拠を重視した練習メニューを取り入れたり、各分野の専門家を招いて指導を受けるようにするなど、弱点や課題を細分化して、一つずつ成長を目指すようにしていった。

また、質の高い練習をより一層高めるために、選手たちに一人一人に明確な目標設定をさせ、練習へのモチベーションにさせたり、考える力を養わせていた。

そして、進学校の最大の課題である勉強と野球の両立を否定し、「文武不岐」という独自の目標を掲げ、勉強と野球を繋げて考えるように指導し、相乗効果で成長を望んでいる。

2019年には春夏連続で甲子園出場を果たし「復活」の兆しを見せつつある米子東は、チームの最高成績の全国準優勝以上を目指している。

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