世の中では、同じゴールを目指すライバルであっても、スタートラインが異なれば、与えられた環境や乗り越えなければならない試練の数も違い、全てにおいて平等ということはない。
そのため、思うような結果が得られなかったり、ライバルに負けた際には、相手の恵まれている状況を羨んだり、自身の不都合さを言い訳にしてしまう。
しかし、一見不利に見えたり過酷に感じることを嘆くのではなく、見方を変えてできる限りの努力を続ければ、自信や強みという武器が得られ、成果を残すことはできる。
そんな考えから、國學院久我山を指揮している尾崎直輝監督は、与えられた条件をハンデではなく強みとして捉えるよう伝え、指導を行っている。
國學院久我山は、激戦の東京において上位進出の常連であることに加え、春夏の甲子園出場経験もあるため、強豪校として認識されていることが多い。
だが、学校の学業との両立を掲げる方針があるため、授業が優先されることも多く、日々の練習時間は3時間程度しかなく、決して野球だけに専念できる環境ではない。
それでも尾崎監督は、チームの全体練習が3時間であることは、帰宅後や早朝などの残りの時間を個人練習に使えるとして、プラスに考えるように促している。
変わることのない事象を逃げ口上にするのではなく、その環境だからこそ得られる強みを見つけ出し戦うからこそ、國學院久我山は数々の結果を残せるのだろう。
↓尾崎直輝監督の記事はこちら↓
- 「練習は人にやらさられるのではなく、自らやることが大切」/ 春日部共栄 本多利治監督
- 「高校野球は、ない中でどうやるかの野球」/ 如水館 迫田穆成監督
- 「基本はなくても基礎はある」/ 創成館 稙田龍生監督
- 「過去や結果を考える前に、今何ができるかを最優先に考えよう」/ 池田 岡田康志監督
- 「一つのミスがゲームを落とす」/ 九州国際大付 楠城徹監督
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「「練習時間は3時間しかないですけど、1日は24時間ある」/ 國學院久我山 尾崎直輝監督」への1件のフィードバック