「足し算引き算して、プラスが多ければそれでいい」/ おかやま山陽 堤尚彦監督

2017年の夏の甲子園に初出場を果たすと、翌年のセンバツにも2季連続で出場するなど、近年急速に力をつけている、おかやま山陽高校。

チームを2006年から指揮しているのは、ジンバブエの代表監督も兼任するなど、異色な肩書きを持つ堤尚彦監督である。

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堤監督の就任当初、前監督の不祥事後ということもあり入部希望者は僅か3人で、在籍中の部員にはヤンチャなメンバーも多いという、甲子園には程遠いスタートであった。

規律やルールを守れない選手に、事細か説明と叱責を繰り返すなど、野球以前の学校や寮生活で指導に時間をかける日々であった。

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簡単にはチームを変えれないと考えた堤監督は、自らのスタイルや選手への接し方を変えていった。

頭ごなしに叱ることをやめ、間違った行動をした選手にも、他の分野で挽回するように伝えるなど、長い目で見ることように心がけ、徐々に選手との距離を縮めていった。

そして、「甲子園」という大きな目標だけを掲げるだけでなく、部員全員を成長させることを目的に、一人一人との対話を大切にしながら指導していった。

どん底状態の野球部を立て直した、堤監督の諦めない気持ちと選手に愛情を持って接する指導に、今後も目が離せない。

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