「心も体も汗をかくことを目指しているんです」/ 今治西 大野 康哉監督 甲子園で春夏合わせて10回の全国制覇を記録する愛媛県勢。 私学が上位進出し始めた平成の時代も、愛媛県勢は公立が中心であった。 そんな公立勢で、安定した成績を残しているのが今治西高校である。 続きを読む
「何かを捨て去ることも必要」/ 済々黌 池田満頼監督 1958年の30回記念のセンバツ大会で九州勢として初の甲子園制覇を成し遂げたのが、熊本県の済々黌である。 進学校でありながらも、甲子園には春夏合わせて10回以上の出場回数を誇る、熊本を代表する伝統校である。 そんな済々黌を2012年夏に18年ぶりに、13年のセンバツには55年ぶりの甲子園へ導いたのが池田満頼監督である。 続きを読む
「追い込むんじゃなくて、我慢だね」/ クラーク記念国際 佐々木啓司監督 21世紀に入り、駒大苫小牧の全国制覇を筆頭に高校野球界で躍進を続ける北海道勢。 そんな北海道に新たに誕生した強豪校が通信制であるクラーク記念国際だ。 2014年の春の創部時には、部員9人でラグビー場を拠点の活動スタートで、環境としては恵まれていなかったものの、様々な困難を克服し2年3ヶ月という驚異的なスピードで、16年の夏に北北海道代表として甲子園に出場を果たしたのだ。 続きを読む
「大事なのは、他人と比べるのではなくどれだけ自分と勝負できるか」/ 近江 多賀章仁監督 近畿勢で唯一甲子園制覇の経験がない滋賀県勢。 そんな滋賀県で、全国制覇に最も近づいたのが近江高校である。 近畿を代表する強豪であり、甲子園常連としての知名度も高く、2001年の夏の甲子園では、「三本の矢」と称された3人投手を擁して、準優勝を成し遂げた実績も残している。 続きを読む
「毎日、選手全員に声をかけるようにしています」/ 三重 中村好治監督 2014年に監督に就任すると、夏の甲子園では準優勝へとチームを導いた三重高校、中村好治前監督。 中村監督は、社会人野球の選手や監督の経験をはじめ、大学や高校での指導経験も豊富である。 そんな多くの指導や野球経験から、「選手は監督に声をかけられると嬉しいもの」という考えを持ち、監督就任後から毎日欠かさず、選手全員とコミュニケーションをとっていた。 続きを読む
「全てを求めるのではなく、それぞれの強みを生かす役割を与えている」/ 弘前学院聖愛 原田一範監督 県大会6連覇を達成した青森山田、甲子園で3季連続準優勝を成し遂げた八戸学院光星の2強時代になりつつあった青森県。 21世紀に入ってからは、八戸学院光星と青森山田が県や全国で勝ち続けていた。 そんな2強に待ったをかける形で、甲子園出場を決めたのが弘前学院聖愛である。 続きを読む
「野球はふてぶてしく大胆にいこうと思います」/ 鹿児島実業 宮下正一監督 甲子園で春夏合わせて30を超える勝ち星を残している九州の強豪、鹿児島実業高校。 創部100年を超える伝統と、平均すると4年に1回のペースで甲子園出場をしている安定感を持つ名門である。 多くのプロ野球選手輩出に、1996年のセンバツには県勢初の全国制覇を成し遂げるなど、数々の実績を残している。 そんな名門を指揮するのは社会人野球の経験もある、OBの宮下正一監督である。 続きを読む
「何事も楽しめる生き方の方が大事」/ 山梨学院 吉田洸二監督 2009年のセンバツで長崎の公立高校清峰を指揮して、全国制覇へ導いた吉田洸二監督。 2006年の春にも甲子園で準優勝するなど、無名の公立高校を全国レベルのチームへと育て上げた名将である。 2014年からは、山梨学院の監督に就任し、16年の夏から4年連続で、甲子園へ導いている(2019年現在)。 続きを読む
「練習の1つ1つの動きが、すべてにつながる」/ 福岡大大濠 八木啓伸監督 甲子園には春夏出場経験があり、県内では上位進出常連で毎年優勝候補として注目されている存在であり、プロ野球選手も輩出している福岡の強豪、福岡大大濠高校。 1989年の夏の甲子園と、2017年のセンバツ大会では8強に進出し、2016年の秋は、県大会と地区大会を優勝し、神宮大会四強進出を果たしている。 そんなチームを2010年から指揮するのは、OBの八木啓伸監督である。 続きを読む