「悔しい負けを実感しないとわからないこともある」/ 近大附属 藤本博国監督

全国最多となる25度の甲子園優勝を記録している激戦区大阪で、毎年上位進出を続ける近大附属高校。

甲子園には、昭和42年のセンバツで初出場を果たすと、平成2年のセンバツでは、全国制覇を成し遂げた実績もあり、近畿圏だけでなく全国から注目を集める強豪である。

そんなチームを指揮しているのは、選手時代に主将として、近大附属史上初の夏の甲子園へチームを導いた経験を持つ藤本博国監督である。

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「選手の数だけ基本が存在している」/ 遊学館 山本雅弘監督

2002年の夏の選手権で、創部から1年4ヶ月という驚異的な早さで、甲子園出場を決めた、石川県の遊学館高校。

初出場初勝利を挙げると、勢いそのままに1・2年生の部員のみで8強まで勝ち進んだことで、全国から注目を集める存在となった。

そんなチームを指揮しているのが、同県の強豪である星稜のOBで、星稜の中学野球の監督として全国制覇へ導いた経験も持つ山本雅弘監督である。

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「勉強ができなくても頭は使える」/ 如水館 迫田穆成監督

広陵広島商業といった名門を筆頭に、中国地区で最多となる甲子園優勝を記録している、広島県。

そんな広島で、平成9年に甲子園初出場を果たし、23年の夏の選手権では八強入りするなど、県や地区だけでなく全国でも上位進出の実績を残しているのが、如水館高校である。

チームを指揮していたのは、広島商業で選手・監督として甲子園制覇を経験している迫田穆成監督である。

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「野球ができる子から、野球もできる子になることが大事」/ 中京大中京 大藤敏行監督

全国最多となる春夏合わせて、11回の全国制覇を誇る愛知の名門、中京大中京

甲子園で挙げた勝ち星は130を超え、ダントツの全国トップであり、春夏連覇や高校野球史上初の夏の甲子園3連覇などの記録も残している。

そんな名門で1990年から2010年まで指揮をとり、低迷しつつあったチームを立て直し、春夏合わせて9度(春5度、夏4度)の甲子園へ導いたのが大藤敏行監督である。

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「間違いがあっても、それを教訓にできればいい」/ 中越 鈴木春祥監督

1978年の夏に初出場後、県内最多となる夏の甲子園の出場回数をマークしている新潟県が誇る強豪、中越高校。

80年代には、夏の選手権に4度出場していたものの03年以降は甲子園から遠ざかっていたが、15年に夏の出場を界に、再び県や全国で活躍を続けている。

そんな中越高校を22歳から20年以上指揮を執り、夏の甲子園に7度導いた実績を持つ、鈴木春祥監督である。

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「試合に出られるかどうかよりも、最後までやり切ることが大切なのです」/ 青森山田 渋谷良弥監督

平成5年の夏に初出場を果たすと、11年の夏は4強まで勝ち進み、平成16年からは県勢初の夏の県大会6連覇を成し遂げた、強豪青森山田高校。

数々の記録を残し、プロ野球選手を多数輩出し、平成の青森県と東北地区の高校野球を引っ張ってきた存在である。

そんなチームを指揮していたのが、母校の日大山形青森山田を全国レベルへ育て上げ、両校合わせて甲子園に22度導き、16の勝ち星を挙げた記録を持つ渋谷良弥監督である。

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「同じことをやっても、同じ結果しか出ん」/ 高知商 上田修身監督

春夏合わせて、甲子園で60を超える勝ち星を挙げている四国を代表する名門、高知商業高校。

昭和23年のセンバツに初出場後、優勝1回、準優勝3回と甲子園で好成績を残している。

そんなチームを2015年から指揮しているのが、選手時代に高知商の主将として、センバツ優勝を成し遂げている上田修身監督である。

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「甲子園では自分の野球を確立しないと勝てません」/ 明秀日立 金沢成奉監督

2017年の秋の関東大会で準優勝を成し遂げ、翌年のセンバツで甲子園初出場を果たした、茨城県の明秀日立高校。

甲子園では初勝利を挙げると、優勝した大阪桐蔭に敗れるも、ベスト16まで勝ち進み、全国から注目を浴びる存在となった。

そんな明秀日立を2012年秋から指揮しているのは、かつて光星学院(現・八戸学院光星)で春夏合わせて8度甲子園へ導き、プロ野球選手も多数育て上げた名将、金沢成奉監督である。

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「常に実践をイメージして、練習すること」/ 明桜 輿石重弘監督

春夏合わせて10回を超える甲子園出場を誇る、秋田県の名門、明桜高校。

かつては、秋田経法大付として、昭和の終わりから甲子園常連校となり、初出場の昭和56年のセンバツでは8強、平成元年の夏の選手権では、4強の成績を残している。

平成5年以降は、甲子園に出場するも7連敗中と、やや苦しんでいるが、令和元年の東北大会では準優勝するなど、県や地区では上位進出を続けている。

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